台北駅から地下鉄で30分の日帰り温泉と、海辺のブックカフェをぶらり【ふらりぶらり in 台湾 vol.4】

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台北市内はMRTという地下鉄が張り巡らされていて、古きよき観光名所からおしゃれスポットの崋山1914文化創意産業園區や松山文創園區にいたるまで、街歩きするにはとても便利です。そしてMRT(地下鉄)を使えば、源泉が湧き出る北投温泉や台湾八景のひとつ海辺沿いの街・淡水へのショートトリップもラクにできるんです。

台北駅から30分で楽しめる日帰り温泉

台北駅からMRTで30分ほどの北投温泉(ベイトウウェンチュェン)は、日本統治時代に発展を遂げた温泉観光地。白硫黄泉、鉄硫黄泉、青硫黄泉の3種類の源泉が湧きだす温泉です。新北投駅を降りると、目の前には緑が美しい北投公園があり、その両側にホテルやスパなどが建ち並んでいます。

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世界で最も美しい図書館に選ばれた「台北市立図書館北投分館」


北投公園を歩いていると木造りのユニークな建物が現れます。世界で最も美しい公立図書館のひとつに選ばれた「台北市立図書館北投分館」です。その先には日本統治時代に建てられた公共温泉跡の「北投温泉博物館」があります。レンガ建ての館内、階段や出窓、総タイル張りの浴場など、レトロ建築好きにはたまらない博物館です。ここでは温泉は楽しめませんが、公園内には公共の露天温泉「千禧湯」があります。混浴露天温泉なので水着着用必須です。水着を持参するか現地で販売しているので購入を。

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フォトジェニックな「北投温泉博物館」


でも温泉には裸で入りたい。そんな私が向かったのはSPA「水美温泉會館」です。バスグッズ完備なので手ぶらでOK。ここのお湯は、関節炎や皮膚炎などにいい白硫黄泉です。大浴槽のお湯は、ややぬるめ。スチームサウナやバブルバスがあり、館内にはロッキングチェアが置かれているので、のんびりと寛げます。さらりとした温泉につかりながら、癒しの選択肢がひとつ増えたことにニンマリです。

開放感のある海辺の街と癒しのブックカフェ

温泉でスッキリして新北投駅へ。MRTに乗り15分ほどで、西欧諸国が貿易港として重要視した淡水(タンシュイ)に到着。ちなみに台北駅から淡水駅までは40分ほど。淡水駅を降りると淡水老街とよばれる昔ながらの商店が連なる通りがあったり、淡水川沿いに屋台やお土産屋が並ぶ賑やかな遊歩道があったりと、海辺の街らしい開放感ある光景が広がります。

この街に暮らす友人がおいしい店だと紹介してくれた、淡水老街の先にある「炭錢胡椒餅(タンチェンフージャオビン)」。胡椒餅は、小麦粉の皮に肉餡を包み窯で焼いたお焼き。常に行列ができる「炭錢胡椒餅」は、創業30年になるそうです。焼き上がりまで3分というので、豚モモ肉と葱をあわせた餡の赤肉胡椒餅を注文。パリッとした焼けた皮、肉汁あふれるピリ辛の肉餡がたまらなくおいしい!やけどに気をつけてハフハフといただきます。

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行列のできる人気店「炭錢胡椒餅」


老街から淡水川沿いの遊歩道へ。ひとりで訪ねるならと、前述の友人が紹介してくれた遊歩道沿いのブックカフェ「有河book」。「有河book」は、出版社を営む夫婦が手掛けている小さなブックカフェ。テラス席に通じるガラス扉いっぱいに、淡水川と対岸の觀音山などの美しい景色が広がります。今年で10年目を迎え、記念に『十年有河』という書籍を出版したとか。店に描かれているユニークな絵画は、妻の隠匿さんが手掛けたもの。穏やかな景色を見ながら、本に囲まれた静かな空間で珈琲をいただく。旅の途中だということを忘れてしまう、のんびりとしたひとときです。

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「有河book」では目の前に広がる景色を見ながら静かに過ごしたい


淡水をぶらりとするならば、美しい夕日にあわせたトリップがおすすめ。それはそれは、ロマンチックな夕日が楽しめるそうです。

最終回は、ゆるゆる南国の台南をぶらりします。

>>【vol.1】 台北の朝ごはんから小龍包、スイーツまでローカルフードを食べ歩き
>>【vol.2】台北の朝市をぶらり。台湾に来たら必ず購入したい“乾麺”はお土産にオススメ
>>【vol.3】台北の問屋街でカフェや荒物店をぶらり。恋愛成就の神様には理想のタイプを具体的に!
>>【vol.5】台湾の南国でパパイヤジュース!台南のレトロな街並みとリノベ建築をぶらり

<DATA>
北投温泉博物館 台北市北投區中山路2號
千禧湯     台北市北投區中山路6號
水美温泉會館 台北市北投區光明路224號
炭錢胡椒餅 新北市淡水區中正路258號
有河book 新北市淡水區中正路5巷26號2樓
*掲載データは2017年3月のもの。詳細はお確かめください。


取材・撮影/森 有貴子
江戸と現代を道具でつないだ著書「江戸な日用品」(平凡社)が、2016年5月に台湾翻訳版「江戸日用品」(日月文化出版)として出版。自著の発売後、初めて訪れた台湾にどっぷりとはまり、それから頻繁に訪台中。台湾熱のおかげで一度挫折した中国語意欲が復活、今春は台北の大学にプチ留学も。

《森有貴子》

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