古舘伊知郎の事務所がファッションFAB施設をオープン、「ファッション界の“トキワ荘”へ」

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古舘プロジェクトは4月29日、東京・渋谷に“服は買うから創るへ”をコンセプトにした日本最大級のファッションFAB サービス施設「アンドメイド(andMade)」(東京都渋谷区千駄ヶ谷3-34-3)をオープンした。

同取り組みは、アナウンサー古舘伊知郎率いる古舘プロジェクトがファッション・IT事業へ参入するために新たに設置したMAKE MY BRAND事業本部の活動の一つ。JUKIのサポートにより、工業用ミシンからフリーハンドで使用できるキルトミシンまで、プロ仕様のミシンをそろえているほか、オリジナルのプリントを作ることができるテキスタイルプリンターやUVプリンター、レーザーカッター、3Dプリンターなど日本の最新の機械や最先端のデジタル機器も導入していて、会員になれば自分の着たい服を作ることができる。オープン前日に開催されたオープニングイベントには、古舘伊知郎自身や、所属タレントでファッションデザイナーでもある篠原ともえが登場。古舘が実況中継形式で施設を紹介した。

アンドメイドは服作りに特化した日本最大規模の会員制コワーキングスペース。手作り雑貨専門のECサイトなどが人気となる中で、専門的な技術や知識、機材を必要とする服作りへのハードルを下げ、楽しさを知ってもらうことやデザイナーの発掘・育成などを目的としたもの。施設は1階と2階の2フロア。1階はポリエステル系生地にオリジナルパターンを印刷できる機材のほか、ミシンやアイロンを使った作業や、打ち合わせのできるカウンター、展示エリア、メイクアップや撮影のためのスペースなどを設置している。既に服を作ることができる上級者向けの2階には革小物やアクセサリーなどの副資材の制作ができるUVプリンター、カッティングマシン、ボタンなど様々な素材加工が可能なレーザーカッター、3Dプリンター、刺しゅうミシン、テープクリエーターなどがそろっていて、会員になれば服作り未経験者から若手クリエーターまで、誰でも自由にアパレルメーカーやトップデザイナーが使っているのと同じ機材を使うことができる。また、未経験のためのセミナーやワークショップ、デザイナーのトークショーなども開催する。

また、製作環境を提供するだけでなく、これまでタレントや放送作家をプロデュースしてきた古舘プロジェクトのマネージメント経験を生かして、才能のある若手ファッションデザイナーのプロデュースやプロのデザイナーとして独り立ちできるまでをサポートする、若手クリエーターの育成支援プロジェクトもスタート。アンドメイドで製作された作品を、タレントやアーティストへ衣装として提供したり、テレビ番組での連載企画などを通して、多くの人の目に触れる機会の提供、デザイナー発掘オーディションと活動マネージメントの一つとして、古舘伊知郎が作ってほしい、理想のピーコートのデザインを募集する「ピーコート・リ・デザインコンテスト」を行うほか、ファッションに興味のある男女がアンドメイドに集まりともに過ごす新番組をAbemaTVで放送する予定だ。今後は、福岡や京都、札幌など有力都市での展開も目指している。

古舘はテキスタイルプリンターやUVプリンター、3Dプリンター、カッティングマシンを「まさに現代の鶴の恩返し」「サイババの物質化現象」「ファッション界の日焼けマシン」「現代の切り絵師」と表現するなど、機械から外観、階段、トイレまでを古館節で実況するとともに「ハノイの工場で働く女性が仕事帰りにアンドメイドでジャケットを作り、ニューヨークで有名デザイナーになるのも夢幻ではないのでは」「刺激し合い、ぶつかり合う中で才能を芽吹かせるファッション界のトキワ荘に」などとエールを送った。また、既に会員だという篠原はアンドメイドでプリントした服で登場。「こういう空間を待っていました。ここから世界に発信するデザイナーが生まれてほしいし、私もワークショップをしたい」と話した。

《樋口真一》

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