バルマン、サバイバルの旅は揺るがないロックスピリットとともに【2017-18秋冬ウィメンズ】

Fashion Collection

オリヴィエ・ ルスタン(Olivier Rousteing)によるバルマン(BALMAIN)が、2017-18秋冬ウィメンズコレクションをパリで発表した。

「ニルヴァーナが全盛期の頃、私はまだ子供でしたが、反逆精神を表現した彼らの力強い音楽は今も私のスピリットに響き続けています」。1986年生まれの若きデザイナーはそう語り、伝説的なロックバンドに魅了された自らのバックグラウンドをデザインに落とし込み、女性たちのインディビジュアリティーを昇華させる。

ルスタンの思い描く女性像は、サバイバルの旅へと向かう力強きワイルドウーマン。タンザニアの広大なサバンナやアマゾン、アメリカの極西部地方で出会うオオカミやクロコダイル、ゼブラ、タイガーなどのモチーフがランウェイを闊歩する。シルエットの基本は、バルマンらしい鋭角なショルダーとカーヴィーなボトムで作る芸術的なライン。足元はレザートゥのスウェードサイハイブーツ。

ショー前半は、フリンジやビジューをたっぷりあしらったミニドレスやポンチョ、ゴールドのパンチングブレードが印象的なボンバージャケット、ヘビ皮を思わせるメタリックなドレス、オオカミプリントのロックTシャツなど、エッジーなルックが並ぶ。後半は、シアリング素材のロングジレや、穴の開いたフリンジニット、レースとファーやレザーを繋ぎ合わせたドレスなど、優雅さとロックスピリットがミックスされた構築的なルックが登場した。リベットやスタッズ、クリスタル、メタルの刺繍など、手の込んだ唯一無二の装飾も見逃せない要素だ。

アクセサリーは、アンバーとゴールドのフリンジが揺れるループタイ風のネックレスやチェーンチョーカー。襷のように巻かれたクロコダイルのベルトやコルセットが、女性的なフォルムを強調している。バッグはクラッチサイズのミニバッグから、ビッグサイズのヌバックショルダーやハンドバッグまで、バリエーション豊富に。そこには、首尾一貫したメゾンのフィロソフィーが詰め込まれ、創始者ピエール・バルマン(Pierre Balmain)のDNAが感じられた。

《Akiko Hanazawa》

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