「秀ちゃん救州ラーメンプロジェクト」×「ダブレット」。ファッションをツールに、伝える想い【九州のクリエイターたち:01】

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三越伊勢丹とビームス(BEAMS)がタッグを組み日本各地の魅力を再発見するプロジェクトイベント「STAND九州」が、3月29日より伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージとビームス ジャパン1階でスタートする。

FASHION HEADLINEでは、同イベントに参加をする九州のクリエイターたちにスポットをあて取材を行った。

■「秀ちゃん救州ラーメンプロジェクト」×「ダブレット」

天神からほど近い、福岡市中央区警固。ここに、博多とんこつラーメンの旗手として知られ、週末ともなれば県内外のラーメンファンたちで長い列ができる「秀ちゃんラーメン」はある。

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代表の河原秀登さんの手によって、発展してきた「秀ちゃんラーメン」は、今年で創業25周年、先代から受け継がれてきた老舗店「博多だるま」は55周年を迎えた。今では、カンボジア、香港、ニューヨークなどで海外店も展開し、ニューヨーク、香港の店舗はミシュランガイドで紹介される実力派。日本を誇るラーメン文化を世界へ届けている。

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必要だと感じたら、常に味の修正を躊躇なく行なうなど、ラーメンにかける情熱と同様、情に厚い九州男児の河原さん。中越地震やカンボジアの孤児院でラーメンの炊き出しを行なったのを発端に「秀ちゃん救州ラーメンプロジェクト」を立ち上げた。ここ数年も震災を受け、「居てもたってもいられなくなって、誰かが動かなければと思った」と、自ら発起人となり、東北、熊本の被災地を応援するプロジェクトとして尽力。炊き出しはこれまでに約60回、1万食以上を提供してきたという。

そんな河原さんは大のファッション好き。これまでも愛用していたファッションブランドとのコラボレーションで、丼やTシャツなどを商品化し、話題をさらったこともある。また、過去にはクール・ジャパン事業の一貫で「TOKYO FASHION WEEK in ITALY」PITTI UOMO展のアフターパーティでも腕を振るった経歴を持つ。

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「STAND九州」では、デザイナーの井野将之(MASAYUKI INO)によるメンズファッションブランド「ダブレット」とのコラボレーションで、救州ラーメンプロジェクトのユニフォームなどの開発が実現した。コラボレーションアイテムは、ジャケット、前掛け、キャップ、Tシャツの4アイテム。

例えば、Tシャツには「FUKUOKA」のゴールドの刺繍が施され、文字の下半分は縫われずに糸がなびく状態に。「違和感のある日常着」をコンセプトに掲げるダブレットらしい奇抜でクールな提案が光る。

Tシャツを身に付け、キャップを手にした河原さんは「かっこいいっすね」と感想をくれた後、そのまま厨房に入り、慣れた手さばきでラーメンをつくってくれた。さっそくユニフォーム姿が様になる。「日頃からストリート系のアイテムが好きで愛用していますから、捻りが効いたデザインでいいですね。食とファッションは同じものづくりチーム。その一員として関われるのは嬉しいです」と、今回のイベントについて語ってくれた。

炊き出しの場でも、スタッフと一緒に常にユニフォーム姿で、現場を勇気づけ奮い立たせようと努め、継続することの重要性を痛感しているという河原さん。「秀ちゃん救州ラーメンプロジェクト」の新ユニフォームとして限定発売される今作。ファッションをツールに、プロジェクトについて理解が深まる機会にも。


【イベント情報】
「STAND九州」
■伊勢丹新宿店
会期:3月29日~4月4日
場所:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
時間:10時30分~20時

■ビームス ジャパン
会期:3月29日~4月11日
場所:ビームス ジャパン1階
時間:11時~20時

【取材協力】
「秀ちゃんラーメン 総本店」
住所:福岡市中央区警固2-13-11
電話:092-734-4436
定休日:元旦

《前田亜礼》

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