「ドレスと機能を高い次元で融合」。袖を通せば思わず唸る、最先端生地によるスーツの魅力をバイヤー自ら語る

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テクノロジーの進化を身近に感じるのは、スマートフォンや通信インフラなど、いわゆるITの世界が多いだろう。しかし当然、ファッションの世界だって進化している。

ものづくり国家とも形容される日本は、最先端の研究・技術を活かし、その進化に貢献している。パリコレでは、未来的なコレクションを発表するジャパニーズブランドが常に話題に上がり、岡山のデニム、尾州のウールなど、世界的なラグジュアリーブランド御用達の生地屋を多く抱えているのも事実。

今季、伊勢丹メンズ館のオリジナルブランド、イセタンメンズ(ISETAN MEN’S)から一着のスーツが登場する。日本が世界に誇る繊維メーカー帝人フロンティアと伊勢丹が二人三脚で作り上げた、現代のジェントルマンに贈るスーツだ。

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やや太めのラペルに、高めの位置でシェイプさせたウエストライン。ふっくらとした袖付けはマニカカミーチャ仕上げと、古き良きナポリクラシコの伝統を踏襲している。立ち姿に貫禄を与える美しいスーツだ。しかし、生地が違う。細番手のウールでしなやかに織り上げたようにみえるこの生地は、実は化繊だ。ストレッチが効いていて、かなり軽い。一日中着用しても、ストレスをまったく感じさせない。見た目は品格漂うドレス感を湛えつつ、着心地は機能的で快適というわけだ。

開発に携わったのは、イセタンメンズの篠崎克志バイヤー。多くの工場と手を組みながら、スーツ作りを生地から見つめ直している篠崎氏。これまでにもさまざまなスーツを世に送り出してきたが、今回のスーツは制作に丸2年を擁した、こだわりの一着だ。

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イセタンメンズの篠崎克志バイヤー


「日々お客様と向き合うなかでさまざまな意見をいただいていました。お客様の要望は多岐に渡りますが、一番多いのは、ずばり“シワ”に対するお悩みなんです。『肘や膝を曲げ伸ばしすると、すぐシワになってしまう…。毎日のケアも簡単に済ませたい…』。そんな声がある中で『ぱっと見はエレガントな魅力を持ちつつも、快適に着られて、ケアも楽に行える』。そんな生地を探していました」

洋の東西を問わず、探し続けて出会ったのが、帝人フロンティアが提供する『ソロテックス(R)』だった。バイヤー自身、どこをとっても「想像以上のクオリティー」と語るその生地は、現代的なスーツにふさわしいものだった。

「『ソロテックス』は、バネのようならせん状の分子構造になっています。これより、動きを加えても、元に戻ろうとする形態回復性を備えています。このように生地をぐしゃっとしても、手を離せば元のきれいな状態に戻るんです。またバネのような分子構造なので、高いストレッチ性も持ち合わせます。肘抜け、膝抜けに強いのはもちろんのこと、一晩ハンガーに掛けておくだけで、美しいシルエットに自ら戻っていくんです」

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いい素材を見つけたとはいえ、満足のいくものが仕上がるまでには2年間の制作期間を必要とした。そして、ようやく今年の春夏から伊勢丹メンズ館のラックに並ぶこととなった。

「苦労したのが、いかに美しく仕立てるかという点です。化繊のスーツにありがちな“安っぽさ”は徹底して排除し、ドレス然とした生地感・ディテールにこだわりました。実はこの素材にはもうひとつ特筆すべきところがあって、それは天然繊維と複合しやすいという点です。今回は糸にする段階で、ウールとミックスしています。ウールと『ソロテックス』の糸で織り上げるのではなく、糸自体にウールと『ソロテックス』が混ざっているので、高級感のある手触りを生み出すことができました。縫製も国内の工場で行い、熟練した職人の技術によるものです」

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「また、スーツの軽量化にも重点を置いています。通常の春夏のジャケットは230~240gほどの重さです。ですがこのジャケットは200gと、2割ほど重さを落とすことに成功しました。通気性・透過透湿性もデータによる認証を取っています。炎天下の外回りでも快適に過ごせるはずです」

すでに店頭展開されていて、全国的に売り上げは上々だ。実際に袖を通してみれば、その動きやすさ、軽さに驚くことだろう。そして、日々着ているうちに、シワが少ないことに気付くーー。“シワ知らず”の次世代のスーツは、見た目に機能に妥協しないジェントルマンにこそふさわしい。

「現代のサラリーマンにとって、最も大事なものは“時間”です。スーツのお手入れに必要な時間、クリーニング屋に出しにいく時間、そういった時間が短縮することで、その時間を趣味だったり、飲み会などのコミュニケーションだったり、有意義に使うことができる。お客様のライフスタイルがより豊かなものになれば本望ですね」

【お問い合わせ】
帝人フロンティア株式会社 衣料営業企画部
TEL:03-6402-7025
www.solotex.net

《森下隆太》

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