メゾン マルジェラ、ジョン・ガリアーノマジックで服の本質を明かす【2017-18秋冬ウィメンズ】

Fashion Collection

ジョン・ガリアーノ(John Galliano)によるメゾン マルジェラ(Maison Margiela)が3月1日、グラン・パレを会場に2017年秋冬 「デフィレ」コレクションを発表した。

1月に発表したセルフィーがテーマの2017年春夏「アーティザナル」コレクションからの流れを汲みながら、レイヤリングの新手法を披露。服の構造・本質を明らかにするという意図で、服をカットアウトして中に重ねられているアイテムを見せたり、逆に既存のものに装飾を加える上書きの手法も見せている。後者は、セルフィーのアプリでポートレートに線をなぞる動作からインスパイア。

ベースとなるアイテムは40から50年代のカレッジジャンパーやサルトリアルコートなどで、それらをカットアウトしてステッチラインのみを残して服の構造を強調。削ぎ落とす行為とは逆に、フォークロリックなカーペット用ジャカード素材にネオンカラーの立体的な刺繍を施したりするなど、装飾を加えてデコラティヴにしたアイテムでコントラストを見せる。ローエッジのコットンベルベットのパーツを重ねてアストラカン風にしたり、パイソン風の素材をあしらったり。

虚像と本質の境界線を曖昧にする魔術師ジョン・ガリアーノのマジックが至る所に感じられるコレクションとなった。

《Tomoaki Shimizu》

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