隈研吾や小山薫堂らが“注目の匠”を選出。全国各地の若き才能を発掘する「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」

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ラグジュアリー車ブランドであるレクサスが主催となり、日本各地で新しいモノづくりに取り組む才能を発掘し、世界へ羽ばたくサポートを行う「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」。そのプレゼンテーションが1月18日に開催され、52人の匠たちの出展と、サポートメンバーによる「注目の匠」の発表が行われた。

今回はスーパーバイザーに小山薫堂、サポートメンバーとして建築家の隈研吾、デザイナーのグエナエル・ニコラ、アーティストの清川あさみ、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子、株式会社意と匠研究所代表取締役の下川一哉を迎え、それぞれがいち押しの匠について語った。

下川一哉氏が選んだのは、山形県の金寛美氏による「縄文七輪」。縄文模様をあしらった陶器製の七輪で、「すでに途絶えた縄文文化を工芸の形で復活させた点がすばらしいです」とコメントを寄せた。下川氏はバーベキューをした際に使用し、使いやすかったとのこと。

生駒芳子氏が選んだのは、福井県の山口祐弘氏による「Cha-Carry」。越前箪笥を茶箱のサイズにして、キャリーバッグとして使えるように改造したもので、「家で眠っていた桐箪笥の文化をよみがえらせ、動かないものを動かした発想力を評価しました」と語った。

グエナエル・ニコラ氏が選んだのは、高知県の濱田洋直氏による「HAMADA PAPER+【RING】」。土佐和紙を用いたアクセサリーで、デザイン性と強度を兼ね備えたリングだ。「EvolutionとRevolutionが両立していてすばらしい!今までの技術をいかにキープし、さらに新しいアイデアをどう盛り込むかが考えられている作品です」とニコラ氏はコメントした。

清川あさみ氏が選んだのは、香川県の村上モリロー氏による「ZAN-SHIN」。アートディレクターである村上氏が“履いている時も、脱いだ後も美しい下駄”をコンセプトにデザインした桐下駄で、松や扇をモチーフにしたユニークな作品だ。「すごく個性的で、自分が欲しいものということで選びました。履き心地もとてもよいです」と清川氏は語った。

小山薫堂氏は、徳島県の永原レキ氏による「空海藍Sufboard」を選出。阿波伝統の藍染綿ファブリックをサーフボードに施した作品で、「藍染の奥深さを知りました。サーフィンを愛し、人生にとって必要だから、それを生業にしたという作家の生き方にも共感しました」とコメントした。

隈研吾氏はビデオレターでのコメントとなったが、「若い職人のみなさんは、もっと自信を持ってほしいですね。世界を見据えて仕事をすることでマーケットは広がるので、日本の新しい戦略を考えるきっかけにもなるはずです」と、匠たちへエールを送った。

最後に、小山氏は「“作り上げたモノが誰に出会うか”がいちばん大切です。例えば、どんなにいいワインを作っても、そのおいしさをわかってくれる人に出会わなければ、価値を十分に伝えることはできません。このプロジェクトを通じて、匠たちがいろいろな人に出会い、意見を聞くうちに新しいアイデアが浮かんだことでしょう。これからも、その“気付き”を大切に、モノ作りへ取り組んでください」と語り、締めの言葉とした。

《辻 あい子》

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