紙幣を再利用したファブリック。価値を失ったものが家具へ進化

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近年、わたしたちの生活の中では様々なことにおいてデジタル化が進み、売買における手段の常識も覆されようとしている。実際にインターネット上で買い物を済ますことも多くなり、紙幣や貨幣を手に触れて感じる必要性がなくなってきたともいえる。

紙幣の平均的な寿命は約18ヶ月といわれており、その短い役目を終えた後、燃やされ処分されてしまうそう。与えられた価値を失った紙幣はただのコットンとリネンの混ざり物だ。そもそもお金というものの価値は人間が勝手につけたものであり、そのもの自体はただの紙切れないしはコインでしかない。

ロンドンで活動するデザイナー・Angela Mathisは、価値を失いつつある紙幣の将来をテーマにしたプロジェクト「VALUE」を今年の7月に発表した。プロジェクトは処分される運命だった紙幣を再利用した“スツール”を作成するというものだ。シュレッダーにかけた紙幣を更にミキサーで細切れにし、ボンドと混ぜ真っ平らにする。それを縫い合わせ生地として木製スツールの表面に使用した。素材となった紙幣はアメリカドル、イギリスポンド、インドネシアルピー、ユーロで各種を混ぜ合わせることで鮮やかなモザイク柄に仕上げ、価値のなくなったものに新たな価値と意味を与えた作品となった。

※本記事は (引用元: http://angelamathis.ch/) に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。

《hirokoike》

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