ケリング、明治天皇も使ったスイス老舗ウォッチ「ユリス・ナルダン」買収

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ケリング、明治天皇も使ったスイス老舗ウォッチ「ユリス・ナルダン」買収
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「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」などラグジュアリーブランドを数多く展開する「ケリング(Kering)」は、スイスのウォッチメーカー「ユリス・ナルダン(Ulysse Nardin)」の株式を100%取得することで合意した。2014年度内に取り引き完了予定。

この買収によってケリングは、ラグジュアリー:ウォッチ&ジュエリーディビジョンの強化と体制の構造的な発展を企図。ケリング会長兼CEOのフランソワ=アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)氏は「ユリス・ナルダンは豊かな伝統と高い成長性を誇り、独立経営の稀有な存在。ブランドがルーツとアイデンティティーを大切にしつつ国際的拡大を進めることをサポートする」とコメント。

ユリス・ナルダンにとってはアジアパシフィック地域の強化に繋がり、同社の技術面や業界に関する専門性はケリングの既存ビジネスとシナジーを生み出すと期待。ユリス・ナルダン取締役会長のチャイ・スナイダー(Chai Schnyder)氏は「私達のブランドは国際的拡大と技術革新を続けつつ、アイデンティティーを守りながら知識と専門性を未来へ繋げられる。ケリングはベストパートナー」と語る。

1846年にスイスの時計技師、ユリス・ナルダンが設立した同ブランドは、168年にわたり機械式時計の生産に従事。ナルダンによるマリンクロノメーターは現存する中で最も正確と言われ、ウォッチコレクター垂涎のアイテム。日露戦争で両国の海軍に採用され、明治天皇ご用達になるなど日本との縁も深い。1983年ロルフ・W・シュナイダー(Rolf W. Schnyder)によりリローンチされた後は、ビジネス上も高い利益率を誇る健全な経営を続けている。

《くまがいなお》

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