虎ノ門ヒルズ6月開業。日本初上陸ホテル、飲食充実

2014.03.25

森ビルが特定建築者として建設する「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区虎ノ門1-23-1から4)の開業日が、6月11日に決定した。地上52階建て、高さ247mの虎ノ門ヒルズは、道路上空に建築物を建てる手法「立体道路制度」を活用し、東京都施行の市街地再開発事業の中で環状第2号線の整備と一体的に建築した超高層タワーとなる。

1から4階には「コミュニケーション ハブ(Communication Hub)」をコンセプトに、飲食・サービスなど24店舗がオープン。1・2階にはビストロ×カフェ×エピスリーが融合した食の複合ショップ(8月下旬開業予定)、オーナーシェフの渡邊明による新業態「アバーヴ グリル&バー(above GRILL&BAR)」を始め、イタリアンやエスニックなどインターナショナルなダイニングやカフェが並ぶ。

オフィスワーカーをサポートする3階「ザ サード(THE 3RD)」は、古材を用いたインテリアで約561.98平方メートルのゾーンを統一。コンビニとカフェが融合したサードプレイスカフェの他、ヘアサロン「トレス(TRES)」、シューズリペア「ミスターミニット(MISTER MINIT)」、フラワーショップ等がそろう。NY発のオーガニックスキンケアブランドの世界初となるデイ・スパ「スーラ NYC トーキョー(SULA NYC TOKYO)」や、ドイツビアパブも登場。4階にはスペインバル、寿司、うどん、串揚げ、ステーキフレンチバールなどの幅広いレストランがラインアップ。

47から52階にはハイアット系列のライフスタイルホテル「アンダーズ(Andaz)東京」が日初進出。51階にはメインダイニング「アンダーズタヴァーン」、52階にはルーフトップバーやアウトドアテラスのあるイベントスペースが登場。37から46階を占める総戸数172戸の住宅「虎ノ門ヒルズレジデンス」とサービス面で連携する。

6から35階の30フロアはオフィスが占め、天井高2.8mの無柱空間を実現。3種の制振装置による高い耐震性能、非常時に専用部に対して電源供給を可能とする非常用発電機を備えるなど、事業継続性にも配慮しており、環境性能評価「CASBEE」で最高ランクを取得している。
くまがいなお
  • 虎ノ門ヒルズ6月開業
  • 虎ノ門ヒルズ3階吹き抜けのアトリウム
  • 虎ノ門ヒルズ2階にオープンするアバーヴ グリル&バー
  • 虎ノ門ヒルズ3階ザ サード
  • 虎ノ門ヒルズ4階はレストラン集積
ページトップへ